ことばのむこう

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雨の日の朝

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雨の日の朝、必ずすれ違う双子ちゃんがいる

歩いて出勤をする雨の日は
いつもよりも30分ほど早く出る
その時間にいつもすれ違う双子ちゃんがいるのだ
その子たちも保育園か幼稚園かに向かう途中
憂鬱な雨の日の朝、わたしの一番癒される時間

たぶん双子ちゃん
もしかしたらお姉ちゃんと弟かもしれないけど
同じくらいの大きさだから勝手に双子ちゃんだと思っている

女の子はいつもお母さんと手をつないでいる
たまに、男の子と手をつないでいる
男の子はだいたいふらふら歩いてる
まわりにたくさん興味をそそられるものがあるみたいに
いつもキラキラきょろきょろ歩いている
あれ?とある日気付いたらお母さんは妊娠中だった
おなかが少し膨らんできて
年末、おばあちゃんらしき人と双子ちゃんを何度か見かけた

お腹の大きなお母さんは、いつも冷静な感じで
女の子がお母さんを気遣いながら歩いてる様子のときも
男の子が少し後ろの方からてくてく歩いてる様子のときも
あんまり動じてない
2人はたまにしか履けない長靴や
自分用の小さな傘に
なんだかワクワクしてるのか始終ご機嫌なのに。
お母さんは、いつも冷静な雰囲気だった。
その3人の温度差や空気感にもわたしは惹きつけられていたのかもしれない

年が明け、大雪が降った
雪の中、歩いて出勤をしていたら
信号待ちで小さな男の子と女の子と、お母さんを見つけた。
お母さんの大きなコートの胸の中には、赤ちゃんがいた

お母さんと手をつないでる女の子と嬉しそうに雪の上を歩く男の子と。
赤ちゃんを抱っこしたお母さん

お母さんはやっぱり冷静で、
目的地の保育園をただただ目指しているような
そんな雰囲気さえ感じるのだ