仕立て屋のサーカス
7.7
雨がやむことなく降り続けている
少し小ぶりになったりはするものの
どちらにしてもやまない雨は、不気味で仕方なかった
前日に行くことを決めたイベント
「仕立て屋のサーカス」
この雨の中、開催されるのかと、ぎりぎりまでFBで最新情報を確認。
開催が決定したので、19時前まで仕事をしていた友だちを迎えに行き
小雨の中、のんびりと会場へ向かった
会場は、愛宮ラサール記念館
音楽家 × 裁縫師 × 照明作家 による音と布と光のサーカス
音と光、敷かれたり揺れたり吊るされたり巻かれたり。たくさんの布たち
聞き慣れない楽器の音に一気にどこともない世界に引きづり込まれるような感覚
音と光に合わせて、デザイナーのスズキタカユキさんが即興で仕立てをしていきます
演奏家の2人は楽器を弾きながら、布を巻かれたり切られたり
一瞬の静けさの中、裁ちばさみの音が響いたり、
音に合わせてまるで踊っているかのような光たち
力強さがあって、だけど優しさや癒しがそこにはちゃんとあって
なんとも不思議な世界だった
ちびっ子もたくさん見に来ていて
敷きつめられた布の上でごろりと寝ていたり、音楽に揺れてみたり
ふわふわと布を舞わせてみたり
わたしが子供だったら、暗闇や大きな音に圧倒されて
怖くてこんな近くで楽しんで見れなかっただろうなあ と思っていたら、
偶然久しぶりに会った友だちの子供も同じように怖くて外に出たり
様子をうかがいながら過ごしてたみたい
同じだね。
いろんな楽しみ方を自由にしてください
寝転がってみてもいいし、家のようにくつろいで。って
わたしたちも、端切れ布の絨毯の上クッションを敷いて足を伸ばして
のんびり過ごした
途中休憩を挟み、1部2部と公演
会場内には、飲食店、グッズ販売など8店舗出店予定だったのだけど
大雨の影響で、2店舗のみの出店でした
nandiさんで、スペシャルメニューの
ほぼベジ皿 というベジフードを購入
たくさんのスパイス・ハーブが使われていて、刺激的な香りと優しい味付け
いくらでも食べれそうでした
終わったあとも、メンバーの方たちはお客さんと話をしたり
スズキタカユキさんは即席リボンを作ってあげてるし
作ってもらってる間、真剣な表情で手元を見つめる子どもたち
ほっこり
しばらくそんなゆっくりした時間をすごした後、外に出たら
見計らっていたかのような土砂降り
濡れてもいいような格好と雨仕様のアウターを持ってきていたので
土砂降りの中、自転車を押しながら友だちと途中まで歩いて帰宅
異常気象や各地で起こる地震などの自然災害
なんだか不気味でぬぐえない不安の中、それでも素敵な時間に癒された
人間の持つ力もとても偉大で心地良ささえも
不思議とわたしたちに、活力を与えてくれる、改めてそう感じた夜