ことばのむこう

旅とヨガと友だちと、たまにコスメ

雨が降る日

泣きそうになる日は
いつも雨が降っている気がする
もう何年も前からf:id:momnn:20161111015426j:image真夜中の電話

ぶわっと戻された現実で
あっという間に受け入れてた現実以上のものが現われて
何かのスイッチが入ったかのように
新しい現実を受け入れるのに少し時間がかかってしまう

そのスイッチはきっと誰にもあって
それぞれのやり方で
それぞれの時間のかけ方で受け入れていくのだろうけど。

翌朝起きたら薄暗くて
いつも無意識にさしてる充電器には電源が入ってなくて
充電は9パーセントだった
あーあ、って言いながら電源を入れて
窓をあけたら、やっぱり雨が降っていて
いつもよりも早めに家を出た

涙が溢れそうになる日は
いつも雨が降ってる気がする
会社までの道のりを鼻をすすりながら歩いて
聞いてたリストの途中から流れると思ってた音楽は、いつの間にかシャッフルに変わっていて
1万曲以上入れているiTunesから
選ばれて流れてくる音楽たちが
まるで今の自分へのメッセージかのような気がして

耳元から聞こえてくる言葉ひとつひとつを組み立てて
また涙が溢れてきた

 

悲劇のヒロインなんかじゃない
そんなこといってられるほど若くない
赤ん坊みたいに、悲しい悲しい苦しい苦しいと泣き続けても
優しい腕に包まれて救い出してなんかもらえない

今も 雨が降っている

それでも光は射すし
携帯の充電も100パーセントになる
音楽も奏で続けるし
雨もいつかやむんだから
わたしも動かなきゃ