そうでありたい。
ごめんなさいを言おうとしたら、謝りたい相手はもうこの世にはいなかった
あの震災のあと、ある女の子がそう言った
淡々と、そう言ったのだ。
その姿が 言葉が あれからもう何年も ずっと私をとらえて離さないのだ
いつも私は心の奥底で 明日死ぬかもしれない。 そんな事を思いながら生きている。
嬉しかったら感謝の言葉を伝え
傷つけたら一息ついてでも早めに謝罪の言葉を伝え
愛しいが溢れたらハグをする
いつか悲しい別れがあるとき きっと私は何かしら後悔をするんだから
ごめんなさいもありがとうも愛してるも
伝えたい相手がいるのなら 手を伸ばして届く場所にいるのなら
自分のために、相手の為に、素直でありたい。
そしたら笑顔で 少しでも多くの時間を笑顔で過ごせる、そんな気がするから。