念願のケーキと。「抱 le four sous les toits」
代講のあと、すぐに帰る~のはやめて、幸せ時間を過ごした
クラスを受けにきてくれていた友だち
最近、前より少し。ふわっと顔の表情がゆったり+おだやかになった、にこにこの友だちと、お茶に行くことに
茶でも行く? わたしの誘い方よ
どこに行こうか、と
ふとかなり前にお互いに行きたいね、と言っていたカフェがあったのを思い出した
そして2人ともいまだに行けてない、、
ということは、もう今日行くしかない
スマホ片手にてくてくてくてく歩くのだけど、見当たらない
抱 le four sous les toits
口コミで入口が分かりにくい、とは散々見てきたけど
勘の鋭いわたしは、なんだかんだですぐ分かんだろな、と実は思っていたの。
全然でした、完敗。
本当に分かりずらい、入口というよりは看板が。
何度も入口の前を行き来してたことに後になって気付くのだけど、入口を見つけドアを開けてからも不思議な光景が続く。
真っ暗なのだ、ドアの先にある階段が。
そこをただひたすら上がっていくと、やっと見えた少し大きめの看板も薄暗くて怖い。笑
さて、本当の入口です。(本当のって。笑)
小さな小さなお店の名前の奥に、なんだかやっと現実感のある光景が。
お店はアンティークなんだけど、好きなもので作られた感満載の素敵な空間だった。
雨は小ぶりになっていた。
ひどく降らない限り傘はなるべくさしたくないわたしは、小さな傘を傘立ての下に置き。
好きな席に座った。
ミシン台?これ、ミシン台じゃない??テンションがあがる。
わたしたち以外のお客さんはいなかったのだけど、すぐ後ろに1人女性のお客さんが。
わたしたちでケーキが最後になってしまい、申し訳ない気分に。。。
ケーキは早くに売り切れることがある、と聞いていたので
わたしたちの行った14時頃、もしかしたらもうないかもね、とそんなことを話してたものの。まさかのラスト2ピース
"アールグレイとミルクチョコ"と"イチジクと栗のタルト"
もはや芸術作品
一口たべて悶絶
これ、今まで食べた中で一番じゃない?なんて言いながら、もったいなくてちびちびと頂きました
ゆっくりと食べすぎて最後溶けそうに。これは大変、と急いで最後の一口を。
これまで食べたケーキの中で一番優しい味だった
優しくて繊細、だけどしっかりと味わうことのできるケーキ
そして、しつこくないから何個でも食べれちゃいそうな、そんな危険なケーキ。
書いてるとまた行きたくなる
そんなお店
オーナーさんはとてもおとなしそうな男性の方。
わたしは背中越しで見えなかったのだけど、ケーキと紅茶を出してくれたあとは
そっと本を読んで時間をすごしていたらしい
そうそう、それよそれだよ
なんだか海外を思い出した
海外でプライベートなカフェや食堂に行くと、オシャレなお店だろうが地元感溢れるお店だろうが、
手の空いてるときは、お客さんだけじゃなくお店の人もそれぞれの時間を過ごす。
パソコンで何かしてたり、テイクアウトしたお昼ご飯を食べ始めたり、仕込みなのかテレビを見ながら野菜の下処理をしていたり。
そんな光景をなんかいいなあ、と思いながら見ていた。そんな記憶をたどる。
お客さんが見える位置にずっと立って、手はこうやって組んでスタンバイ
ちょっとパソコンなんか見てたら、あとで口コミを書かれちゃう、なんて。
接客の心得はもちろん大切なのだけど、
そういう人間らしさが見えるお店が好き。なんだか温度を感じるから。
そうそう、このお店はケーキとお茶の専門店です
わたしたちは、ヴェールジンジャーシトロン というティーを頂きました。
これまた感動したのが、飲みごろの温度で出してくれたこと。
あっつ!となると思い込んで、恐る恐るケーキを頂く前に一口。あ、飲みやすい・・・
熱さで味が分からなくなりがちなのだけど、(わたしだけかも)味も風味もきちんと感じました
お店の入口から始まり、お店の内装や空気感。ケーキの繊細さや美しさ。
オーナーさんの雰囲気すべてに繋がり。作り手の姿を想う