ことばのむこう

旅とヨガと友だちと、たまにコスメ

念願のケーキと。「抱 le four sous les toits」

代講のあと、すぐに帰る~のはやめて、幸せ時間を過ごした


クラスを受けにきてくれていた友だち

最近、前より少し。ふわっと顔の表情がゆったり+おだやかになった、にこにこの友だちと、お茶に行くことに

茶でも行く? わたしの誘い方よ


どこに行こうか、と

ふとかなり前にお互いに行きたいね、と言っていたカフェがあったのを思い出した

そして2人ともいまだに行けてない、、

ということは、もう今日行くしかない

スマホ片手にてくてくてくてく歩くのだけど、見当たらない

 

抱 le four sous les toits
口コミで入口が分かりにくい、とは散々見てきたけど

勘の鋭いわたしは、なんだかんだですぐ分かんだろな、と実は思っていたの。

全然でした、完敗。

本当に分かりずらい、入口というよりは看板が。

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何度も入口の前を行き来してたことに後になって気付くのだけど、入口を見つけドアを開けてからも不思議な光景が続く。

真っ暗なのだ、ドアの先にある階段が。f:id:momnn:20180925133123j:image

そこをただひたすら上がっていくと、やっと見えた少し大きめの看板も薄暗くて怖い。笑

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さて、本当の入口です。(本当のって。笑)

小さな小さなお店の名前の奥に、なんだかやっと現実感のある光景が。


お店はアンティークなんだけど、好きなもので作られた感満載の素敵な空間だった。

雨は小ぶりになっていた。

ひどく降らない限り傘はなるべくさしたくないわたしは、小さな傘を傘立ての下に置き。

好きな席に座った。

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ミシン台?これ、ミシン台じゃない??テンションがあがる。

わたしたち以外のお客さんはいなかったのだけど、すぐ後ろに1人女性のお客さんが。

わたしたちでケーキが最後になってしまい、申し訳ない気分に。。。


ケーキは早くに売り切れることがある、と聞いていたので

わたしたちの行った14時頃、もしかしたらもうないかもね、とそんなことを話してたものの。まさかのラスト2ピース

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"アールグレイとミルクチョコ"と"イチジクと栗のタルト"

もはや芸術作品


一口たべて悶絶


これ、今まで食べた中で一番じゃない?なんて言いながら、もったいなくてちびちびと頂きました

ゆっくりと食べすぎて最後溶けそうに。これは大変、と急いで最後の一口を。

 


これまで食べたケーキの中で一番優しい味だった

優しくて繊細、だけどしっかりと味わうことのできるケーキ

そして、しつこくないから何個でも食べれちゃいそうな、そんな危険なケーキ。


書いてるとまた行きたくなる

そんなお店


オーナーさんはとてもおとなしそうな男性の方。

わたしは背中越しで見えなかったのだけど、ケーキと紅茶を出してくれたあとは

そっと本を読んで時間をすごしていたらしい


そうそう、それよそれだよ

なんだか海外を思い出した


海外でプライベートなカフェや食堂に行くと、オシャレなお店だろうが地元感溢れるお店だろうが、

手の空いてるときは、お客さんだけじゃなくお店の人もそれぞれの時間を過ごす。

パソコンで何かしてたり、テイクアウトしたお昼ご飯を食べ始めたり、仕込みなのかテレビを見ながら野菜の下処理をしていたり。

そんな光景をなんかいいなあ、と思いながら見ていた。そんな記憶をたどる。

 


お客さんが見える位置にずっと立って、手はこうやって組んでスタンバイ

ちょっとパソコンなんか見てたら、あとで口コミを書かれちゃう、なんて。

接客の心得はもちろん大切なのだけど、

そういう人間らしさが見えるお店が好き。なんだか温度を感じるから。

 

そうそう、このお店はケーキとお茶の専門店です

わたしたちは、ヴェールジンジャーシトロン というティーを頂きました。

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これまた感動したのが、飲みごろの温度で出してくれたこと。

あっつ!となると思い込んで、恐る恐るケーキを頂く前に一口。あ、飲みやすい・・・

熱さで味が分からなくなりがちなのだけど、(わたしだけかも)味も風味もきちんと感じました


お店の入口から始まり、お店の内装や空気感。ケーキの繊細さや美しさ。

オーナーさんの雰囲気すべてに繋がり。作り手の姿を想う