記憶の紐付け
21.4.21
いくつ歳を重ねたとしても
感情にぶわっととらわれてしまうことはあって
あ、そこに感情があるなぁ。とただそれをみている瞬間から
その感情は流れやすくなる
日常の中
特にとても近しい人であればあるほど
どうにもこうにも感情にとらわれて
コントロールしにくくなる
この感情をまるごと認めてあげるまで
少しだけ時間がかかって
その間、センチメンタルになるのは仕方ない
昔の自分は
悲しいことがあると、その場面や関連した人、モノ、音、香りすべてが
なんだか紐づいてしまって
あ、今はその思い出はちょっと遠く、見えないところに置いときたいです。
そんな気分になることが多かった
思わず聞こえてきた音に、過去の記憶を引っ張り込んだり
記憶の奥底にしまい込んだ景色が現れた時の、歪んだ映像
週末、少しだけ遠くに行ってきた
少しだけ悲しい、寂しいことがあったけど
その場所やそこで奏られた音
辿った素敵なお店や出会った人たち
その記憶全部、とてもキラキラしていて
その思い出は嘘じゃなくて
また一緒に行きたいなあ
そう思えるわたしがいる